土地を駐車場にしようと考えたとき、最初に迷いやすいのが「砂利駐車場にするか、アスファルト舗装した駐車場にするか」ではないでしょうか。
砂利は初期費用を抑えやすい一方で、雑草や砂利が道路に出てしまうなど、使い始めてから多少の手間がかかることがあります。
アスファルトは初期費用が高くなりやすいものの、日常的な管理はしやすくなります。
ただ、どちらがいいかは費用だけでは決められません。
どのくらいの期間駐車場として使うのか、周辺の駐車場はいくらなのか、実際に何台くらい利用が見込めるのか。
そういったことも含めて考える必要があります。
砂利とアスファルト、どっちがいい?
まずは大きな違いを簡単に比較します。
| 比較 | 砂利 | アスファルト |
| 初期費用 | 抑えやすい | 高くなりやすい |
| 管理 | 雑草や砂利の飛び出しなど多少手間がかかる | 比較的手間が少ない |
| 駐車料金 | 周辺相場による | 砂利より高く設定される場合もある |
| 短期間の利用 | 選択しやすい | 初期費用とのバランスを確認 |
私が以前、約150坪の土地で月極駐車場の相談を受けたときも、砂利とアスファルトの両方で見積もりを作りました。
お客様もアスファルトの方が高いことは何となくご存じでしたが、実際の見積金額にはかなり差があり、少し戸惑われていたのを覚えています。
一方で、初期費用だけで砂利を選べばいいとも限りません。
私自身、以前住んでいたところでは、砂利の駐車場とアスファルトの駐車場で月額1,000円ほど料金に違いがありました。
とはいえ、数年後に売却したり、別の土地活用をしたりする可能性があるのであれば、多少の管理や手間はかかりますが、砂利の駐車場という選択も一つです。
「今いくらかかるか」だけではなく、この土地をこれからどうする予定なのかまで含めて考えてみましょう。
自分の土地なら何台くらい?かんたん収支チェック
土地を駐車場にした場合、何台くらい駐車できそうなのか、年間の税金などを考えると何台くらい契約が必要なのかを簡単に確認できます。
土地の広さや周辺の月極駐車料金などを入力してみてください。
土地を月極駐車場にした場合の、駐車台数や収支の目安を簡単に確認できます。
※表示される台数や収支は簡易的な目安です。実際に確保できる駐車台数は、土地の形状・出入口・車路などによって変わります。
計算上の台数、本当に埋まりそう?
収支を計算して「○台契約されれば成り立ちそう」と分かっても、実際にその台数が埋まるかは別の話です。
私は以前、お客様から駐車場の見積もり相談を受けたことがあります。
駅から徒歩15分圏内のやや住宅地寄りにある、約150坪の土地でした。
もともとは庭として使われていて、停めていたのは自家用車2〜3台ほど。お客様は借入をしてアパートを建てることには少し抵抗があり、まずは月極駐車場を検討されていました。
そこで、半径1km程度の月極駐車場を確認しました。
その後、実際に現地へ行って駐車場の状況や管理会社を確認。ネットで募集状況や空き状況を調べ、分からないところは管理会社へ電話で問い合わせました。
調査結果をもとに、砂利駐車場とアスファルト舗装した駐車場、それぞれの見積もりを作りました。
さらに、固定資産税・都市計画税・償却資産税なども考慮して収支を計算すると、私が試算した計画では14〜15台程度の契約が必要でした。
ところが、周辺の月極駐車場を調べてみると、空いている駐車場もありました。
砂利とアスファルトそれぞれの見積金額、周辺の駐車料金や空き状況、何台くらい契約されれば収支が成り立つのか。そうした内容をお客様にお伝えしました。
その結果、お客様は「今は駐車場にしない」という選択をされました。現在もその土地はそのままです。
計算上は収支が成り立っていても、実際にその台数が契約されるとは限りません。
砂利かアスファルトかを比較することも大切ですが、その前に、周辺の駐車場がどのくらい利用されているのかを確認しておくことも大切です。
まとめ
砂利駐車場とアスファルト舗装した駐車場には、それぞれメリット・デメリットがあります。
初期費用を抑えたい場合や、将来的に売却や別の土地活用を考えている場合は、砂利駐車場も選択肢の一つです。
一方で、管理の手間や周辺の駐車料金などを考えると、アスファルト舗装が向いている場合もあります。
大切なのは、工事費だけで決めないこと。
何台くらい駐車できるのか、いくらで貸せそうなのか、何台契約されれば収支が成り立つのか、何年くらい駐車場として維持する予定なのか、そして実際にその台数の需要がありそうなのか。
そこまで確認したうえで、自分の土地に合った方法を考えてみてください。


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