土地活用の一括査定ってどうなの?営業電話は来る?現役の建築営業が「申し込んだ後」を解説

土地活用

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土地活用について調べていると、

「複数の会社にまとめて相談できます」
「無料で土地活用プランを比較できます」

といった一括比較サービスを見かけることがあります。

便利そうだけど、

「申し込んだら営業電話がたくさん来るんじゃない?」

と、送信ボタンを押すのをためらう方もいるのではないでしょうか。

ほかにも、

「まだアパートを建てると決めていないけど利用していい?」
「入力した個人情報はどこまで会社に伝わる?」
「資料だけ欲しいんだけど……」

など、申し込んだ“その後”が分からないと不安ですよね。

私はアパート・マンションの建築営業を10年以上続けており、こうした一括比較サイトから届く問い合わせにも、これまで数多く対応してきました。今現在も、実際に問い合わせを受けて対応しています。

そこで今回は、一括比較サイトをおすすめするというよりも、問い合わせを受けた会社側では実際に何が起こっているのかを、私自身の経験をもとに紹介します。

※サービスや会社によって仕組み・対応方法は異なります。この記事で紹介する問い合わせ後の流れは、私が勤めている会社での一例です。

土地活用の「一括査定」ってどんなサービス?

「土地活用 一括査定」と検索する方もいますが、「一括査定」という言葉は、不動産の売却価格を複数の会社に査定してもらうサービスでもよく使われています。

この記事で取り上げるのは、土地の所在地や面積、希望などを入力して、その土地を今後どうするかについて複数の会社から提案を受ける一括比較サービスです。

サービスによって「一括プラン請求」「一括比較」「土地活用プラン請求」など、呼び方はさまざまです。

アパートやマンション、駐車場などの活用方法だけでなく、サービスによっては売却も選択肢の一つになります。

「自分の土地で何ができるのか分からない」

「いきなり一社に決めるのではなく、いくつかの会社の考え方を聞いてみたい」

そんなときの情報収集手段の一つです。

土地活用の一括査定を申し込むと、その後どうなる?

ここからは、私が実際に問い合わせを受ける側として経験している流れを紹介します。

私の会社の場合、一括比較サイトから問い合わせが入ると、問い合わせをした方が入力・選択した内容は基本的にそのまま会社側にも届きます。

反対に、入力されていない項目は空欄のままです。

実際に、

「土地の面積が入力されていない」

「土地の所在地が途中までしか分からない」

という状態で問い合わせが届くこともあります。

その後、私の会社では本社が担当者を決めます。

私の会社の場合は、問い合わせをした方の住所に一番近い事務所へ振り分けられ、担当する営業が決まる仕組みです。

担当になった営業は問い合わせ内容を確認し、私の会社では、遅くても問い合わせから5日以内を目安に、電話やメールなどで連絡します。

最初の連絡では、まず問い合わせへのお礼を伝え、届いている情報に間違いがないか、不足している情報はないかを確認します。

そのうえで、

「どうして今回問い合わせをしたのか」

「土地を今後どうしたいと考えているのか」

「どんな情報を知りたいのか」

などを聞きます。

会社として取り組めそうであれば、必要な資料や今後の連絡方法を確認し、資料を送るのか、資料ができたら直接説明するのかなどを相談していきます。

一方、土地や周辺の状況を調査した結果、会社として建築行為が難しく、提案をお断りするケースもあります。

つまり、

一括比較サイトに申し込む=必ずアパートやマンションの提案が出てくる

というわけでもありません。

※担当者の決め方や連絡までの日数、提案までの流れは会社によって異なります。

一括査定をすると営業電話は来る?

これは一括比較サービスを利用する前に、一番気になるところかもしれません。

私の経験から言えば、問い合わせ情報が会社に届けば、営業担当から連絡が来るものと考えて利用した方がいいと思います。

会社側としても、問い合わせ時の情報だけでは分からないことがあります。

土地の詳しい情報や問い合わせをした理由、どんなことを知りたいのかを確認しなければ、そもそも提案できるのか判断できない場合もあります。

ただ、

「比較はしてみたいけれど、営業電話はちょっと苦手」

という方もいると思います。

その場合は、問い合わせ時に要望などを入力できる欄があれば、

「電話ではなく、まずはメールで連絡をお願いします」

と一言書いておくのも一つの方法です。

少なくとも私は、そのように書かれていれば電話はせず、希望どおりメールで連絡します。

もちろん、すべての会社が同じ対応をするとは限りません。

それでも、電話が苦手なのであれば、何も書かずに申し込むより、自分の希望を伝えておいた方がいいと思います。

まだ建てると決めていなくても申し込んでいい?

私自身、一括サイトから問い合わせを受け始めた頃は、

「わざわざ問い合わせをするくらいだから、かなり建築する気があるお客様なのかな」

と思っていた時期がありました。

でも、長年いろいろな問い合わせに対応してきて、今はそうは思っていません。

実際には、

「まず資料だけ欲しい」

「自分の土地で何ができるのか知りたい」

という方もいますし、途中から連絡がつかなくなる方もいます。

土地所有者本人ではなく、息子さんや娘さんから問い合わせをいただくこともあります。

親御さんが高齢になってきたことをきっかけに今後の土地について考え始めたり、将来相続する予定の土地について調べたりするケースもあります。

また、問い合わせをした方が、対象となる土地の近くに住んでいないケースも珍しくありません。

ですから私は、

問い合わせ=建築する気満々

とは考えていません。

まだ何をするか決めていない段階で、選択肢を知るために利用すること自体は不自然ではないと思います。

ただし、単にインターネット上で資料を見るだけではなく、問い合わせ先の会社から連絡が入る可能性があることは理解したうえで利用した方がいいでしょう。

こんな人には一括比較をおすすめしません

一括比較サービスは便利ですが、誰にでもおすすめしたいとは思いません。

特に、すでにどこかの会社から具体的な土地活用の提案を受けている方には、私はあまりおすすめしません。

一括比較を申し込むと、現在相談している会社が比較先に含まれる可能性もあります。

特に大手の会社からすでに提案を受けている場合、その会社にも問い合わせ情報が届く可能性があります。

すでに担当者と何度か打ち合わせをしているのに、別ルートから同じ会社へ問い合わせが入ると、お互いにちょっと気まずいですよね(笑)。

複数の会社を比較してみたいのであれば、私は具体的な提案を受け始める前の段階で一括比較を利用する方が使いやすいと思います。

また、

「複数の会社から連絡が来るのは面倒」

「そもそも営業会社とはやり取りしたくない」

という方にも、あまり向いていないでしょう。

反対に、

「まだ何をするか決めていないから、複数の会社の考え方を聞いてみたい」

という方にとっては、一つの情報収集手段になると思います。

まとめ|一括査定は「申し込んだ後」を知ってから利用しよう

土地活用の一括比較サービスは、自分で一社ずつ会社を探さなくても、複数の会社から土地活用について意見や提案を聞ける可能性があります。

一方で、申し込めば会社側に問い合わせ情報が届き、その後、営業担当から連絡が入る可能性があります。

だから、

「無料だから、とりあえず申し込もう」

と考える必要もなければ、

「営業電話が来るなら絶対に使わない」

と考える必要もないと思います。

大切なのは、申し込んだ後に何が起こるのかを理解したうえで、自分に必要かどうかを判断することです。

ここまで読んで、

「会社から連絡が来ることも分かった。それでも自分の土地について複数の会社の意見を聞いてみたい」

という方は、一括比較サービスを利用してみるのも一つの方法です。

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※サービス内容や提案可能な会社は、土地の所在地や条件などによって異なります。

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